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●電話加入権とは?

電話加入権とは、NTT地域会社(NTT東日本・NTT西日本)の加入電話(電話回線)を引くことができる権利のことである。NTT地域会社に「施設設置負担金」を支払った者に与えられる固定電話の利用権のことである。

施設設置負担金(電話加入権)とは、NTT地域会社が通信インフラを整備するために必要となる資金の一部を電話加入者が公平に負担する日本独自の制度で、戦後日本の電話回線などの通信インフラの整備のために大きな役割を果たした。なお、施設設置負担金(電話加入権)は、2005年3月1日に値下げが行われ、現在の金額の37,800円になっている。

施設設置負担金を支払った者には、NTT地域会社が整備した通信インフラ網を持つ固定電話に加入する権利が与えられるが、これが「電話加入権」と呼ばれるようになったと言われている。
NTTや総務省は、数例の例外を除いて公の場や公文書において「電話加入権」とい う名称を使っていないので、「電話加入権」というのは業界や民間における俗称であろう。

電話加入権は、譲渡や売買が可能で、不要な人から買い取って新規に引きたい人に売却する電話取引業者が全国に存在している。

その後、東京、横浜、大阪、名古屋などの大都市を中心とする各地域に電話取引業者の「協同組合」が相次いで設立され、その組合の連合体から発展し、総務省が正式に認可した「社団法人全日本電話取引業協会」という業界団体が公益法人として「電話加入権市場の健全な育成」を目的に活動を行っている。
このため、実際には、37,800円よりも少ない額で電話加入権を売買することが幅広く行われており、一般消費者が安価に電話加入権を購入して、加入電話を利用することも可能である。

なお、総務省とNTTにおいては、「電話加入権」の存在を公式に認めておらず、従ってNTTでは「電話加入権」の買取を行っていない。